【保存版】第一種放射線取扱主任者試験 ~6か月で合格するための勉強法~
さて、新しい学年の生活にも慣れてきたところでしょうか。
今回は、8月の試験に向けてぼちぼち準備を始めておきたい放射線取扱主任者試験について考察します。
第一種放射線取扱主任者試験の受験者数と合格率
まずは、近年の受験者数、合格者数のグラフと合格率の推移のグラフをご覧ください。
受験者数は毎年約4000人弱、合格者数1000人弱。合格率は30%を切っています。
「合格率30%以下って、、、めっちゃ難しいじゃん、、、無理じゃん、、、、」
そう思いますよね~。
第一種放射線取扱主任者試験は本当に難関試験なのか
数字だけを見れば、主任者試験は難しいと言わざるを得ません。しかし、私はそうは思いません。
なぜなら、受験者に記念受験が多いからです。
「主任者試験はマーク試験だし、受かったらラッキーだな」
「落ちてもまた来年があるし、、、」
皆さんの中にそんな気持ちはありませんか?
主任者試験には合格ラインがあるので点数がそのラインに届かなければ合格できません。
しかし、受験生全員がしっかり勉強していけば合格率は、現在の数値よりは上がっていくと思います。(難易度も上がっていくかもですが笑)
つまり、しっかり準備していけば必ず合格出来るということです。
第一種放射線取扱主任者試験の学習の進め方
合格できるといっても、主任者試験の勉強ってどうしたらいいの?という人も多いと思います。
お待たせしました。初めて放射線について勉強するという人のためにどう学習を進めるのが一番効率的か、紹介していきたいと思います。
まずは放射線生物学を完璧にしよう
主任者の試験科目は、物化生、物理、化学、管理測定、生物、法令の6科目です。
このうち初めて勉強する人でも、最もとっつきやすく、点数に直結する科目が放射線生物学です。
生物学は暗記科目ですが、放射線の相互作用の基礎の部分も含まれています。放射線についての知識をざっくり身に着けるのに最適です。早い段階で仕上げておきましょう(過去問で8割以上)。
さらに、主任者試験で難易度の高い科目の一つである物化生でも生物学を完璧に答えられると足きりの50%ラインを超えることができて、合格率が高まります。物化生は初日の初めの科目ですので、出来がそのあとの科目の結果にも響いてきます。(管理人も一日目で帰りたくなった過去があります笑)
目標学習期間は1カ月です。
次は物理、化学でじっくりと、深く本質を理解していきましょう
放射線生物を完璧にした後は、物理で放射線の相互作用を、化学で放射性同位元素の計算などの細かい部分を本質から理解していきましょう。この記事では深くは説明できませんが、過去問で7割程度を目標に学習を進めていきましょう。
目標学習期間は2カ月です。
次は管理測定技術を理解していきましょう
ここまでで、物理、化学、生物を学習してきて、放射線の基礎は一通り理解できたと思われます。
さぁ、これまでの知識を生かして計測学を学習しましょう。
計測学のコツは計測器の特徴を一つずつ覚えていくことです。
ここまでの学習を終えてる人なら、測定原理などは理解できるはずです。わからなければ、主に放射線物理をもう一度やりなおしてみましょう。
目標学習期間は1カ月です。
最後は法令を丸暗記しましょう
さぁ、最後です。最終関門の法令です。(管理人は一番苦手)
法令は地道に暗記していくしかありません。こんなん覚えてどうするのと何度思ったことかわかりません。
が、実際に主任者に任命されたとき、最も重要なのは法令です。(管理人は合格後の研修も修了済みですのでその時の話は機会があったらこのブログに書きます)
試験に合格するぐらいまで勉強すると、細かい数値は覚えていなくても、そんなのあったなぁって、主任者の人に指摘されたとき思います。
さて、少し脱線しましたが、最後を法令にしたのは理由があって、忘れるからです。笑
暗記系はできるだけ試験日に近くにやるのがベターだと思います。
目標学習期間は1カ月です。ここまでで5カ月。
ラスト1カ月は過去問を中心にまんべんなく復習しましょう。過去問は10年分もやれば十分でしょう。
最後に
第一種放射線取扱主任者試験について、受験者数や学習の進め方についてお話してきました。
これは管理人の思う一例であって、正解はありません。
個人個人の得意、不得意に合わせて学習してください。
それではよい週末を。
“【保存版】第一種放射線取扱主任者試験 ~6か月で合格するための勉強法~” への2件のフィードバック
取扱主任者第2種の記事も書いてもらうことはできませんか?
コメントありがとうございます。
了解しました。2種に関しても調べてみまして、自分なりに考察して記事にしてみようと思います。
貴重なご意見感謝いたします。