[更なる高みを目指して] 専門放射線技師の受験資格情報

みなさん、こんにちわ。更新が遅れ気味でごめんなさい。

今回は、国試のその先にある「専門技師試験の受験資格」についてまとめてみたいと思います。

専門技師試験は、分野によって主催している学会が異なっていたり、経験年数が必要なものが多く、少し構造が複雑です。

よく調べておかないと「経験年数が足りない!」なんてことになって受験すらできなくなるので注意しましょう。(私の友人で実際にそういう方がいらっしゃいます)よって専門技師に興味がある学生のみなさんも、今のうちに知っておくことで、そういったことを防ぐことができます。

では、早速始めていきましょう! *最終更新日2018/10/13



放射線治療専門放射線技師

間違いや誤植を防ぐため、以下の内容は、日本放射線治療専門放射線技師認定機構様のホームページより、引用、抜粋させていただいております。

 本機構の認定制度は、診療放射線技師国家資格所持者のうち、放射線治療に高い専門性を持つ診療放射線技師を、診療・研修実績と試験による評価をおこない、合格者に対して放射線治療専門放射線技師として認定するものです。
この認定は、(公社)日本診療放射線技師会・(公社)日本放射線技術学会・(公社)日本放射線腫瘍学会が協調して設立した本機構が、放射線治療に対する専門性を統一的に評価するものであり、 専門領域における十分な知識・経験を持ち、患者から信頼される標準的な放射線治療技術を提供できる診療放射線技師であることを示すものです。

受験資格として以下の要件を満たすことが必要です。

  1. 診療放射線技師の免許を有すること
  2. 通算 5 年以上放射線治療に関する診療業務を行っていること
  3. 公益社団法人日本放射線腫瘍学会、公益社団法人日本放射線技術学会、公益社団法人日本診療放射線技師会のいずれかに、5年以上継続して会員籍を有していること
  4. 申請時より過去5年以内に、別に定める認定単位(平成29年12月改定)を20単位以上取得していること
  5. その他、放射線治療に関する業績を有することが望ましい

より詳細な受験科目などの情報は日本放射線治療専門放射線技師認定機構様のホームページよりご確認ください。

核医学専門放射線技師

間違いや誤植を防ぐため、以下の内容は、日本核医学専門技師認定機構様のホームページより、引用、抜粋させていただいております。

核医学専門技師(BCNMT:Board Certified Nuclear Medicine Technologist )とは、本機構が実施する認定試験に合格し、所定の手続きを済ませた者で、その果たすべき主な役割は次のとおりです。

  1. 核医学検査の放射線安全管理や医療安全対策を企画・立案し、適切に実行すること
  2. 専門的な知識と技術を高め、高度な核医学検査を円滑に行うこと
  3. 核医学検査における診断、予後、治療、予防の必要性の把握
  4. 核医学診断に役立つ科学的根拠に基づく医療情報を提供すること
  5. 医療情報として提供する検査データの管理方法および妥当性に対する判断力を保有する
  6. 核医学検査における核医学検査機器、および関連機器・器具等の品質保証・品質管理を修得し、実行すること。

申請資格

以下のすべての要件を満たさなければなりません。

  1. 構成団体への在籍
    構成4団体のいずれかに継続して3年以上の会員であり、診療放射線技師免許保持者。
  2. 核医学検査経験
    通算3年以上の核医学検査に関する診療業務に携わっている者。
  3. 学術成果
    申請時からさかのぼって5年以内に別に定める認定単位を300単位以上取得している者。ただし、5年間に一度は、いずれかの学会あるいは団体の学術大会に出席していること。
  4. 研修成果
    医政発第0601006号(厚生労働省医政局長通知 平成17年6月1日)に掲げられたPETに関する所定の研修を修めた者。

より詳細な受験科目などの情報は日本核医学専門技師認定機構様のホームページよりご確認ください。



血管撮影・インターベンション専門放射線技師

間違いや誤植を防ぐため、以下の内容は、日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構様のホームページより、引用、抜粋させていただいております。

申請資格
(1) 診療放射線技師の免許を有すること。
(2) 通算3年以上の血管撮影に関する診療業務の経験を有すること。
(3) 過去3年間にインターベンション50例以上の経験を有すること。
(4) 別表1(試験申請書様式内)に定める単位数を30単位以上取得していること。
別表1は こちらです。
(5) 別紙1に定める安全管理および品質管理に関する測定データを提出すること。
別紙1はこちらです。
(6) 認定試験前日に開催される認定講習会を受講すること。
*上記、いずれの項目が欠落しても申請することはできません。

より詳細な受験科目などの情報は日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構様のホームページよりご確認ください。

X線CT専門放射線技師

間違いや誤植を防ぐため、以下の内容は、日本X線CT専門技師認定機構様のホームページより、引用、抜粋させていただいております。

X線CT認定技師認定試験の受験資格には、以下の項目が必須となります。
(1) X線CT認定技師講習会(本機構主催)またはX線CT認定技師指定講習会(機構が認定した指定講習会)の受講 ※1
(2) 診療放射線技師の免許を有し、診療業務経験5年以上 ※2
(3) X線CT臨床実務経験3年以上 ※3

より詳細な受験科目などの情報は日本X線CT専門技師認定機構様のホームページよりご確認ください。



磁気共鳴専門技術者

間違いや誤植を防ぐため、以下の内容は、日本磁気共鳴専門技術者認定機構様のホームページより、引用、抜粋させていただいております。

認定試験申請資格

(1)構成団体への在籍:申請時に構成7団体のいずれかに在籍して丸2年以上を経過した者。

(2)MR操作経験:経験年数については不問

(3)学術成果:MRに関する学術研究発表を3回以上、もしくは学術誌への論文1編以上を有すること。
学術研究発表:JSRTの地方部会またはJARTの地域学術大会以上の学術大会を指す。
研究会や県・地方会の技師会での発表は含まない
論文:査読のある学術誌(地方部会や研究会、商用雑誌に掲載されたものは含まない)

JARTの会員については、以下のA)、B)双方の項目を受講、取得していれば
上記(3)が免除される特例があります。

A) 生涯教育の診療放射線技師基礎講習 医療基礎コースの3科目を受講している方、
もしくはアドバンス診療放射線技師以上を取得している方。
B) 基礎技術講習の「MRI検査」を受講している方、もしくは旧MRI検査技能検定を取得している方。

 1  医療安全学  基礎講習 医療基礎コース  認定証書の写し
 2  救急医療学  基礎講習 医療基礎コース
 3  医療社会倫理学  基礎講習 医療基礎コース
旧)医療学
 4  MRI検査  基礎技術講習
旧)MRI検査技能検定
 認定証書の写し  or
合格証書の写し
 5  技師格  アドバンス診療放射線技師 以上  カードの写し

注)上記の講習および技能検定は一度受講、取得していれば永年有効です。
※ご自分の取得資格はJARTのwebサイト(JART情報システム)で確認してください。
またJART関連についてのご質問などはJARTの事務所へお問い合わせください。
本機構の事務所では取り扱いません。

(4)装置の精度管理:機構が提示した装置の精度管理に関する性能評価ならびに指定の科目の測定結果を提出する。(提出項目は、性能評価試験項目で確認して下さい)

(5)施設の安全管理:被検者ならびにスタッフのための施設が備えている安全管理マニュアルを提出する(これを機に施設の安全管理マニュアルを作成していただければ結構です)

(6)安全管理講習会の受講:試験当日に開催します安全管理講習会を受講してください。

(7)一度受験された方は、上記(3)(4)(5)を免除します。(申請時にその時の受験票を同封してください)

より詳細な受験科目などの情報は日本磁気共鳴専門技術者認定機構様のホームページよりご確認ください。



最後に

ざっと主なものを挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

調べてみると、この他にも自分も知らない認定試験や、技能検定がたくさんありました。

多くの試験で共通するのは、主催している団体の学会に所属していること、経験年数が必要ということが言えそうですね。

それでは。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA